2011年1月9日日曜日

2台のフィドル


 急な冷え込みも幾分和らいだ日中、葉聖さんと♂は、京都より2時間のコアラがいる動物園・・神戸は王子公園駅に到着した。三宮の中心部の少し手前で、住宅地でもある。♂のmatherが住んでた所でもある。水道筋商店街やそれを抜けると、かつて鉄砲水のニュースになった都賀川がある。
逆道は、山と海の両方が間近にあることを感じさせてくれる街。懐かしくて、ほっとできるお気に入りの街である。

そんな街にアコーステックハーモニーはある。09年の12月以来となる。
ミッションは葉聖愛器になってと願う1/16の調整と我が愛器の傷診断。
1/16はブリッジを新調、テールピス、弦、弓の毛替えを行うため、約2週間ほどのお別れ。
 

我が愛器の美貌に手痛い傷が・・あるLIVEリハで、人との接触でマイクスタンドが倒れ、マイクが命中し、凹みとニスが剥がれた状態に。どうしたものかと。
ボデーのニスを塗り替えると、見栄えは良くなるが、どの程度か分からないが音に影響するという話もある。そこまでこだわった考えはないものの、どうしたものかと。
ニスは湿気や埃を防ぐこともあり、むき出し箇所からの損傷拡大を防ぐための処置を教わった。
「リンシードオイル」という速乾性・植物油、油彩画の油が、ニスのベースになっていることが多い(制作者により異なる)。それを傷口にしみこませることで保護膜を作り、湿気などを防げるというもの。
オイルは柔らかい布に少ししみこませ、軽く擦り込むように拭く。半日ほど乾燥させ、また擦り込むを何度かくりかえす。傷のみならず、ボデー全体を拭いてもかまわないとのことだった。

傷を追って気にかかるようなら、この方法もあるが、一度は楽器屋さんへ相談してください。念のため。

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